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CO2Therapy-炭酸ガス療法-

炭酸ガスによる美容効果のメカニズム その1

最近、さまざまな炭酸ガスパック剤が出回り、炭酸ガスパック剤に関して間違った情報が流れているようです。炭酸ガスパック剤は、当社代表の田中が、鐘紡の新薬研究所勤務時代に基本アイデアを練り上げ、基礎実験で有効性を確認し、その後独立して研究を重ね、現在の製品に仕上げたものです。皆様に炭酸ガスの美容効果(医療効果もありますが)を正しくご理解いただくために、炭酸ガスの作用メカニズムなどについて、より詳しくご説明いたします。

1. 炭酸ガスの皮膚からの吸収

A. 皮膚から吸収されるのは泡ではなくモレキュラーステートCO2(分子状二酸化炭素)である

エコツージェルで皮膚から吸収されるのは、ブクブクした「泡」ではなく、水に溶解したモレキュラーステートCO2(分子状二酸化炭素)

一般の方が理解しやすいように、当社でも「炭酸ガス」という言葉を使っていますが、実は当社が開発した炭酸ガスパックで皮膚から吸収されるのは、ブクブクした「泡」ではなく、水に溶解したモレキュラーステートCO2(分子状二酸化炭素)です。コーラやビールは、栓を抜くと勢いよく泡が出るので、炭酸ガスが溶けて泡になっているように見えます。ところが実は、高圧でむりやりコーラやビールに溶けていた炭酸ガスが、栓を抜いて圧力が下がったために、水に溶けきれない二酸化炭素が泡になっただけなのです。
炭酸ガスの美容効果の本体は、皮膚から吸収されやすいモレキュラーステートCO2(分子状二酸化炭素)であって「泡」ではありません。例えば炭酸ガスボンベから、チューブなどで勢いよく「炭酸ガス」を皮膚に吹き付けても、ほとんど吸収されず美容効果も得られません。

B. 当社開発品が弱酸性である理由

「炭酸ガス」は水に溶けやすく、溶けると一部が水と反応して「炭酸 H2CO3」になります。
日常よく目にする「炭酸水」の状態です。

CO2+H2O⇔H2CO3 (1)

炭酸は水の中で一部が解離して「重炭酸イオン HCO3」になります。

H2CO3⇔H++HCO3- (2)

水中の二酸化炭素は、pHが低い、すなわち酸性が強いほど分子状で存在する割合が増え、皮膚から吸収される量が増えます。逆にpHが高いと皮膚から吸収されにくい炭酸や重炭酸イオンになります。pH8のアルカリ性では、溶解した二酸化炭素の98%が解離してイオンとなり、皮膚から吸収されるモレキュラーステートCO2(分子状二酸化炭素)の量がわずかになり、ほとんど美容効果が期待できません。

当社が開発した炭酸ガスパックはA剤(顆粒)とB剤(ジェルベース)を混ぜたときの酸性度はpH5~6程度であり、ジェルの水に溶解した二酸化炭素の約半分が分子状で存在する酸性度です。pHが低すぎると、皮膚に傷などがあれば当然、酸性の強い炭酸水として傷にしみます。更にpHが低くなり、4以下になると今度は逆に二酸化炭素が分子状で溶解できなくなります。

なお、米国では皮膚に「特殊なクリーム」を塗り、酸素濃度の高い部屋に入り、皮膚から酸素をたっぷり吸収させて皮膚の新陳代謝を活性化すると称する美容法が開発されましたが、ヒトでは酸素は皮膚からほとんど吸収されないのは科学の常識なので、インチキ商法としてかなりたたかれたようです。

同じく酸素関係の化粧品では、パーフルオロカーボン(人工赤血球;今はなくなった製薬会社が開発していましたが、中止されました)を配合した化粧品があるようです。これも皮膚から酸素を吸収させるというコンセプトで、皮膚組織の新陳代謝を酸素で活性化するといっているようですが、果たしてそれで皮膚組織中の酸素濃度が増加するのでしょうか。

2. 炭酸ガスが組織中酸素を増やすメカニズム

A. ヘモグロビンが酸素を運ぶ

炭酸ガスパックによる皮膚細胞の新陳代謝活性化は、赤血球が運ぶ酸素を利用しています。酸素はある程度水に溶けるため、血液にも溶けます。これを「物理的溶解」といいます。水温20℃で水1リットルに約6.5mlしか溶けません。酸素の物理的溶解量は低く、生物の活動を支えるためにはもっとたくさんの酸素が必要です。
そのために、赤血球はヘモグロビンと呼ばれる酸素運搬タンパクをたくさん持っています。ヘモグロビンには鉄原子があり、酸素分子はこの鉄原子と結合して、オキシヘモグロビンになって血液中を運ばれます。このような酸素の取り込みを「化学的溶解」といいます。酸素の化学的溶解は物理的溶解の約70倍といわれており、酸素供給が主に赤血球(ヘモグロビン)によって行われていることが分かります。
なお、この場合の酸素分子と鉄原子の結合では、鉄原子は酸化されないため、「酸素付加」と呼び、通常の酸化とは区別します。赤血球1個の体積は1立方ミリメートル(1ミリ角)の約500万分の1で、1個の赤血球に約6億4千万個のヘモグロビンがあるといわれています。

貧血の治療に鉄分を含んだ薬を使うのも、ヘモグロビンの原料供給を行うためであり、ヘモグロビンが酸素運搬に重要な役割を果たしていることがわかります。

赤血球(ヘモグロビン)を媒介とした酸素の取り込み[化学的溶解]は、酸素が血液に溶ける[物理的溶解]の70倍

 

     ※ 本コラムの内容は特定の商品の効果効能・安全性を保証するものではありません。

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